10年以上使用したターンテーブル式オーブンレンジが寿命を迎えたのを機に、思い切ってウォーターオーブンヘルシオの購入を決めました。
水蒸気の力で調理できるウォーターオーブンヘルシオに惹かれたものの、10万円を超える金額と多機能を活用しきれるか不安に。
調べに調べた結果、最低限の機能があり、ヘルシオの中でも比較的お手頃価格のCA-450とAX-AJ1に候補を絞りました。
まず見た目もお洒落なAX-AJ1を購入。
しかし、AX-AJ1には私がヘルシオに求めていたある機能がついていませんでした。
泣く泣くAX-AJ1を手放し、現在はAX-CA450を購入し楽しく使用しています。
どちらのヘルシオも使ったことがあるので、個人的な感想ですが参考になりましたら幸いです。
SHARPヘルシオAX-AJ1とAX-CA450の違い
一番の違いは蒸し機能があるかどうか
AX-AJ1には蒸す機能はなく、「水だけで焼く」グリル機能があります。
AX-CA450は、レトルト食品をパックのまま温めたり、ふかし芋、ゆで卵、蒸し野菜などが作れる蒸し料理ができる機能があります。
この蒸し機能はAX-AJ1にはありません。
ゆで卵は※AX-AJ1でもゆで卵を作れますが、卵にアルミホイルを巻いてウォーターオーブンで25分程度焼くという方法でした。AX-CA450で作るゆで卵はアルミホイルなしで15分程度蒸すという方法です。
私は蒸し機能を楽しみにしていたにもかかわらず、AX-AJ1を購入してしまい失敗してしまいました。
どちらも名前は「ウォーターオーブン」ですが、蒸し機能もほしい方はAX-AJ1は購入してはいけません。
蒸し機能は不要、焼き料理重視ならAX-AJ1をおすすめします。
尚、AX-CA450にも水で焼くウォーターグリル機能はあるので、お手頃価格でヘルシオの機能全般を試してみたい方に適していると思います。
操作しやすさ
ボタンの使いやすさ(メニューの選択しやすさ) AJ1<CA450
AX-AJ1はモードがたくさんあるにも関わらずダイヤルが一つしかありませんので、目的のモードまで回し続けるしかありません。決定する時はダイヤルを押します。
レンジでの自動あたための場合のみ、回す必要もなく1回押すだけでスタートするのでとても楽です。
AX-CA450はダイヤルとボタンが付いており、たくさんのモードから目的のモードが選びやすいです。
また、AX-AJ1は見た目のスタイリッシュさゆえ、メニュー番号が外側ではなく庫内に書いてあります。
そのため、慣れるまでは番号を記憶してドアを閉めてモードを選択するか、取扱説明書を常備しておかなければなりません。
お手入れのしやすさ
水タン・つゆ受けの管理しやすさ AJ1≦CA450
AX-AJ1の水タンクは平たく、本体の下方についており目立たないです。
スリムな形状ゆえ、とてもはめにくかったです。
AX-CA450の水タンクは正面右下についています。
はめやすさは断然こちらに軍配が上がります。
だた、蒸し料理の際に水タンクいっぱいに水を入れなければならず、急いでいると、こぼすことがあります。
水タンクの黒いふたが少しはめにくいです。
AX-AJ1、AX-CA450、いずれも水タンクは洗いにくく乾かしにくいです。
私は使い終えたらふたを開けっ放しにして自然乾燥させています。
水受けはただ水が下にこぼれないようにする受け皿で、簡単な作りです。
たまった水を捨ててその都度乾いた布巾で拭いていますが、縁がピンク汚れになりやすく、時々台所用洗剤で洗っています。
自動お手入れ機能 AJ1<CA450?
AX-CA450にはクエン酸洗浄ボタンがあります。私は購入して半年経ちますが、あまり臭いや汚れが気にならないためまだ使用したことはありません。
汚れは使用する機能や頻度に寄るところが大きいと思いますが、お肉やお魚を焼いたり蒸したりすると臭いが残りやすいです。
グリル機能を使用すると特に庫内の油はね、臭い残りは気になりました。気持ちよく長く使い続けるために、使用後の毎回の拭き掃除は必要だと思います。
我が家ではAX-CA450での蒸し機能はほぼ毎日使用しているので、その都度庫内の水分はふき取っており、油はねなど、あまり残らず臭いも今のところ気になっていません。
ほぼ毎日の水抜きモードの使用(1,2分)は夜の日課です。
仕様
見た目のスタイリッシュさ AJ1>CA450
AX-AJ1に軍配です。
AX-CA450の圧倒的なよくあるレンジ感は否めません。
機種はホワイトなのにドアの持ち手のシャープの文字は色はなぜかベージュだったり、デザイン性に欠けますが使っているうちに慣れます。
また、AX-CA450のドアの方がバタンと閉まり、AX-AJ1がそっと閉められる印象です。
外寸のコンパクトさ AJ1>CA450
外寸はAX-AJ1の方がAX-CA450よりも横幅が2cm小さく、設置時に左右・後方は隙間不要でピッタリと付けることができます。
AX-CA450は両サイドの5㎝以上、もしくは左右どちらか8㎝以上開いていれば反対側は2㎝以上の空間で設置できます。
また、いずれも上は10㎝以上の空間が必要です。
庫内の大きさ AJ1>CA450
内寸はAX-CA450は右側に操作部がある分、AX-AJ1より狭いです。奥行は同じ、高さは1㎝だけAX-CA450の方が高いです。
私の場合ですが、よくある昔の小型オーブンレンジからの買い替えだったため、AX-AJ1の庫内が非常に広く感じました。
その分角皿(天板)も横に大きいため、レンジ機能では使用しない時の角皿の収納場所が確保できず困りました。
AX-CA450の庫内はフラットテーブルの分、ターンテーブル式のレンジより若干広い程度でさほど変わりません。
しかし、角皿や金アミの収納場所が確保しやすかったので、私の場合は小さい方にして正解でした。
ただ、どちらも残念だったのは、シフォンケーキを焼くには高さが不十分な点です。
私は14㎝のトール型を買ってしまいましたが、AX-CA450に角皿に載せて実際入れてみると、ギリギリ型が入る程度でした。
生地が膨らんだら天井に付いてしまいそうで、怖くて使用できていません。
配管むき出しの天井ではないので、くっついても汚れはふき取りやすいとは思いますが。
こちらの一回り小さい10㎝型を買い直そうか迷っています。
大きいお肉やお魚、お野菜もたくさん焼くことを想定してる方はAX-AJ1、家族が多い、大きなシフォンケーキを焼きたい、蒸し物もたくさんされたい方はAX-CA450より上位機種の、角皿が2枚あるヘルシオが向いていると思います。
機能
最初にもお伝えしましたが、蒸し物ができるかどうかが大きく異なる点だと思います。
10年前の一般的なオーブンレンジからの買い替えなら、レンジの音も静かでレンジのオート機能はどちらもついていて十分かと思います。
ただ、どちらのウォーターグリル機能の脱油についてはちょっと分かりませんでした。
温めて下にクッキングシートを敷けば大抵油は落ませんか?
その他の構造
庫内灯の明るさ AJ1>CA450
AX-AJ1のライトは真っ白です。
AX-CA450は昔からある一般的なレンジと同様オレンジ色の光です。
AX-CA450は庫内灯ボタンがあり、押すと庫内灯が点きます。
押さなければライトは点かず、真っ暗で中は見えません。個人的に、子どもののぞき見防止にこの機能はありがたいです。
フラットテーブルの材質 AJ1<CA450
AX-AJ1はガラスっぽくツルツル。
AX-CA450はザラザラしていて割れにくそうな印象です。
AX-CA450のみ
稼働時、上の排気口から結構な勢いで風が出てきます。
付属品(角皿・金アミ)
どちらも角皿と金属網が1つずつ付属します。
AX-CA450のみ、網を裏返すことで高アミ・低アミと使い分けることができます。蒸し機能で高アミを使用するこが多いです。庫内に入るサイズであれば、蒸し機能に限り手持ちの金属性のザルを使用できるのが便利です。
まとめ
私がどちらのヘルシオも使用してみた結果、蒸す機能がほしい方はAX-CA450、蒸し機能は不要でスタイリッシュさ・グリル重視の方はAX-AJ1が適していると感じました。
現在はAX-CA450が大好きで蒸し機能中心に使用しています。
好きなポイントは後日別ページにまとめたいと思います。
以上、参考になりましたら幸いです。